MENU

我慢する人ほど老ける――80代90代の現役が実践する生き方『80歳の壁を超えた人たち』要約・解説

海沿いの遊歩道を歩くシニア夫婦の後ろ姿(健康・長生き)

健康・老い ・ 生き方・メンタル ・ 要約&解説

数値が少し悪いだけで薬を増やし、好きな物を我慢し、なんとなく「年だから」と気持ちにフタをする。
それが本当に、長く幸せに生きる道なのでしょうか。
ベストセラー『80歳の壁』の続編、和田秀樹氏の『80歳の壁を超えた人たち』は、80代・90代になっても生き生きと現役を続けるレジェンドたちを訪ね、その秘密を解き明かします。
共通していたのは、根性でも特別な体質でもなく、「我慢しない」「気分を最優先する」という、拍子抜けするほどシンプルな流儀でした。

目次

『80歳の壁を超えた人たち』とは|
我慢しない人が、長く元気でいる

著者の和田秀樹氏は、高齢者医療に長く携わってきた精神科医。前作『80歳の壁』は年間ベストセラーにもなり、「我慢の医療」に一石を投じました。本書はその続編として、実際に壁を超えた高齢者たちの暮らしぶりを取材した一冊です。
そこで見えてきたのは、検査の数値に振り回されず、食べたい物を食べ、やりたいことをやる人ほど、心も体も若く保たれているという事実。我慢でストレスを溜めることは、免疫の要であるNK細胞の働きを下げ、かえって不調を招きかねないと著者は説きます。

大切なのは「人や空気に合わせること」より「自分の気分を最優先すること」。とはいえ、頭でわかっても実践は難しいもの。
そこで本書が見せてくれるのが、実在のレジェンドたちの生き方です。ここでは、印象的な3人の流儀を覗いてみましょう。

【要約】壁を超えた人たちの
3つの流儀

養老孟司解剖学者

「猫のように生きる」。医者の言うことや世間の空気にむやみに合わせず、自分の感覚を信じてマイペースを貫く。本書は、この肩の力を抜いた構えこそが、年齢を重ねても若さを保つ秘訣だと紹介します。

藤本茂89歳・現役トレーダー

「やりたいと思ったら、すぐやる」。89歳にして現役で株式投資を続ける藤本氏。明日の楽しみと日々の変化を絶やさないことが、脳を退屈させず、老け込ませない――そんな現役の生き方を本書は伝えます。

宮内義彦90代・経営者

「仕事・明日の楽しみ・変化を持ち続ける」。90代になっても第一線で関わり続ける経営者の姿から、本書は「役割を持ち、未来に小さな楽しみを用意し続けること」が脳と心の若さを支えると読み解きます。

覚えておきたい一言長く元気な人ほど、数値や世間ではなく「自分の気分」を最優先している。我慢をやめ、やりたいことを今日やる――それが脳と体を若く保つ。

あわせて読みたい そのほかの健康・メンタルのおすすめ書評はこちら

まとめ|
「我慢の老後」から降りる勇気

数値に一喜一憂しない。食べたい物を我慢しすぎない。人や空気ではなく、自分の気分を優先する。そして、やりたいと思ったことは先延ばしにしない。
本書が描く「壁を超えた人たち」の流儀は、特別な才能や恵まれた体質の話ではありません。むしろ、誰もが今日から選べる「構えの問題」だと教えてくれます。

実際、定年後にいきいきと過ごしている元会社員ほど、「健康のために我慢する」より「やりたいことをやるために健康でいる」と発想が逆転しています。
長年勤め上げたあと、地域の活動や趣味、小さな仕事に役割を見つけ、毎週の楽しみを切らさない人。そういう人ほど表情が若く、口数も足取りも軽い。本書のレジェンドたちと、根っこは同じなのです。

長生きの質を決めるのは、薬の数ではなく「我慢を手放す勇気」かもしれません。
本書には、ここで紹介した3人のほかにも、80歳の壁を軽やかに超えていった人たちの食事・運動・人付き合いの流儀が、医師の視点とともに具体的に描かれています。

80歳の壁を超えた人たち(書影)

『80歳の壁を超えた人たち』とは?

  • 精神科医・和田秀樹氏による、年間ベストセラー『80歳の壁』の続編となる新書。
  • 80代・90代でも現役で生きるレジェンドたちを取材し、その流儀をまとめた一冊。
  • 「我慢しない」「気分を最優先する」という、今日から実践できる生き方を提案。
本書で読み解ける主なテーマ
  • 01数値に振り回されない「我慢しない」生き方
  • 02我慢とストレスが免疫(NK細胞)に与える影響
  • 03「猫のように生きる」マイペースのすすめ
  • 04やりたいことを今すぐやる人が老けない理由
  • 05役割・楽しみ・変化が脳の若さを支える仕組み

※ 当リンクには広告(アフィリエイト)を含みます。各ボタンは各ストアの該当ページにリンクしています。価格・在庫・最新版は各ストアの表示をご確認ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次