休もうと思っても、どこか罪悪感がある。せっかくの休日も、つい仕事のことを考えてしまう。
そんな「休めない自分」に、谷口たかひさ氏の『休む勇気』は静かに問いかけます。
日本人に足りないのは、もっと頑張る力ではなく、上手に休む力。
そして、人生でいちばん大事な仕事は、実は「思い出づくり」かもしれない――。
働き方改革の前に、まず「休み方改革」を。発想を180度ひっくり返す一冊です。
『休む勇気』とは|
必要なのは「休み方改革」
世界100カ国以上を旅し、海外で起業した経験を持つ著者が見つめるのは、日本人特有の「義務脳」。やるべきことを終えてからでないと休んではいけない、という思い込みが、私たちを休ませてくれません。
本書が提案するのは、その順番を逆にすること。先に休みを確保し、そこから逆算して働く。働き方を変えるより、まず休み方を変えるほうが、人生の満足度はずっと上がると著者は説きます。
とはいえ「休もう」と思っても、なかなか実践は難しいもの。
ここでは、本書が示す「休み方改革」の3つの考え方を見ていきましょう。
【要約】人生が変わる
休み方改革の3手
「義務脳」から降りる
「やるべきことを全部終えてから休む」では、いつまでも休めない。先に休みの予定を入れ、そこから逆算して仕事を組み立てる。順番を入れ替えるだけで、休むことへの罪悪感が消えていきます。
幸福度を上げるのは、お金より「休み」
収入が増えても幸福度は頭打ちになりやすい。一方で、しっかり休んだ人はメンタルが整い、仕事の質も落ちない。本書は、週休3日でもアウトプットが変わらなかったという研究を引きながら、休みこそが幸福の源だと示します。
小さく休む技術を持つ
10〜15分のマイクロ休憩をはさむ。スマホから意識的に離れる時間をつくる。週に1つ、自分のためだけの予定を入れる。大げさな長期休暇でなくても、こうした小さな休みの積み重ねが効いてきます。
覚えておきたい一言必要なのは働き方改革より「休み方改革」。先に休みを確保し、小さく休む技術を持つ。人生で一番大事な仕事は、思い出づくりかもしれない。
まとめ|
上手に休める人が、長く走れる
義務脳から降りて、先に休みを確保する。お金より休みが幸福度を上げると知る。マイクロ休憩やスマホ断ちで、小さく休む技術を持つ。
本書が伝えるのは、怠けることのすすめではありません。むしろ、しっかり休める人ほど、長く高いパフォーマンスを保てるという、極めて現実的な戦略です。
実際、成果を出し続けるビジネスパーソンほど、休むのが上手です。休暇の予定を先にカレンダーへ入れ、そこから仕事を逆算する。日中もこまめに小休止を挟み、オフの日はしっかりスマホから離れる。
休まず走り続けて燃え尽きるのではなく、戦略的に休んで回復する。だからこそ、肝心な場面で力を出せる。休む勇気は、長く活躍するための技術なのです。
頑張りすぎて疲れているなら、もっと頑張る前に「上手に休む」ことを覚えてみてください。
本書には、ここで紹介した3つの考え方のほかにも、罪悪感なく休むための具体的なヒントや、思い出を人生の中心に置く生き方が、世界を旅した著者ならではの視点で語られています。
『休む勇気』とは?
- 世界100カ国以上を旅した谷口たかひさ氏が、日本人に「休み方改革」を提案する一冊。
- 「義務脳」から降り、先に休みを確保するという発想の転換を説く。
- 幸福度を上げるのはお金より休み――今日からできる小さな休み方が学べる。
本書で読み解ける主なテーマ
- 01休めない原因である「義務脳」
- 02働き方改革より「休み方改革」という発想
- 03先に休みを確保し逆算する時間術
- 04幸福度を上げるのはお金より休みという視点
- 05マイクロ休憩・スマホ断ちなど小さく休む技術

休む勇気 〜人生で一番大事な仕事は「思い出づくり」
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