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意志力に頼らず「習慣化」する技術『科学的に証明された すごい習慣大百科』「要約・解説」

ランニングシューズと朝の身支度|『すごい習慣大百科』書評

自己啓発 ・ 習慣・科学 ・ 要約&解説

何度も三日坊主で終わってしまう。
良い習慣を続けたいのに、意志が続かない――。
でも、習慣化できないのはあなたの意志が弱いからではありません。
脳はそもそも“変化を嫌う”ようにできているからです。
本書『科学的に証明された すごい習慣大百科』は、
気合いに頼らず、科学的な裏づけのある習慣を集めた一冊。
ここでは、すぐ試せる習慣と、
意志力ゼロで習慣化する技術を解説します。

目次

『すごい習慣大百科』とは|
意志力に頼らない理由

著者の堀田秀吾氏は、明治大学教授で、
言語学・脳科学・心理学など複数分野の研究を横断する人物です。
本書は、ハーバードやスタンフォードなどの研究をもとに、
人生が変わるテクニックを112個集めた“習慣の百科事典”。
今日の自分に効きそうなものを選んで、試すだけで使えます。

大前提として本書が説くのは、
「習慣化に意志力はいらない」ということ。
毎朝顔を洗う、食後に歯を磨く――これらが続くのは、
努力しているからではなく“仕組み”があるから。
ここでは、まず試したい習慣をカタログ形式で紹介し、
最後に習慣化を成功させる3つの原則をまとめます。

【要約】今日から試せる“すごい習慣”カタログ

本書から、効果が高く手軽なものを8つ選びました。
気になったものに「効くタグ」を付けています。
1つでも生活に取り入れてみてください。

1
ストレス・疲労に

足湯ではなく「手湯」をする

38℃のお湯に手を10分つけるだけ。手や前腕は温点が集中し、自律神経が整う。お風呂に入れない患者の現場でも使われるほど効果的で、時間がない人の即席リラックス法。

2
運動・集中に

映画は家ではなく「映画館」で観る

映画館での鑑賞は早歩き並みの軽い有酸素運動に相当し、心拍が上がる。途中で止められない環境が2時間の集中トレーニングにもなり、不安状態を下げる効果が確認されている。

3
体力・脳に

10分の「縄跳び」のあと水を飲む

縄跳びは脂肪燃焼・持久力・学力まで高める“万能の有酸素運動”。1分60回×3分を3セットでOK。作業前に約500mlの水を飲むと脳が活性化するので、運動+水分補給で頭がすっきりする。

4
食べすぎ防止に

食事の前に「おでこをトントン」

おでこを30秒タッピングすると食欲が最大1/3に減るという実験結果が。暴食の多くはストレス由来。タッピングで不安が和らぎ、食べる量が自然に落ち着く。

5
免疫・がん予防に

できるだけ「怒らず」穏やかに過ごす

怒ると免疫力が6時間以上下がる。逆に、思いやりのある行動を5分とるだけで免疫グロブリンが平均41%増加。嫌なニュースを避け、心温まる行動を選ぶことが健康投資になる。

6
心の安定に

「ゆっくり動き」深呼吸をする

ゆったりした動きは心拍・血圧を適正に戻し、創造的な思考を促す。忙しい時こそ滑らかに動く。難しければ深呼吸を1回するだけでも、浅く速い呼吸が整い落ち着く。

7
気分を上げる

落ち込んだら「スキップ」する

人は“体が先、感情が後”。ハッピーな動作をすると本当にハッピーになる(fMRIで確認)。気分が沈んだら、自宅で軽くスキップ。それだけで前向きさが戻ってくる。

8
自尊心アップに

「爪の手入れ」をする

身だしなみは自分の精神にも作用する。マニキュアを塗るだけで緊張や落ち込みが減るという実験も。爪は目に入る回数が多く心理に効きやすい。男性にも手軽な自尊心ケア。

【実践】意志力ゼロで「習慣化」する3つの原則

良い習慣も、続かなければ意味がありません。
本書は、気合いに頼らず定着させる原則を3つ挙げています。

原則1 | まず「思考停止」で動き始める

やる気を生む脳の部位「側坐核」は、動き始めて初めてスイッチが入ります。やる気はスイッチではなく“電動自転車のエンジン”。こぎ出せば加速する。掃除を始めたら止まらなくなった経験こそ、その証拠です。

原則2 | すでにある習慣に「くっつける」

朝コーヒーを淹れたらToDoを1つ、歯磨きしながら英単語を5つ――既存の習慣をきっかけに新しい行動を紐づける。量は短くてよく、「週1回30分」より「毎日5分」のほうが定着します。

原則3 | 意志ではなく「環境」の力に頼る

人の行動は意志より環境に左右されます。お酒をやめたいなら冷蔵庫から一掃する。これは行動経済学の「ナッジ」の応用で、環境を整えるだけで望ましい行動が自然に起きます。

覚えておきたい一言「やる気が出たら」ではなく、先に“動く・くっつける・環境を変える”。

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まとめ|
小さな習慣が、人生を静かに変える

科学が裏づける“すごい習慣”は、どれも手軽なものばかり。
そして、それを続ける鍵は意志力ではなく仕組みでした。
「動く・くっつける・環境を変える」。
この3原則さえあれば、三日坊主から抜け出せます。

多忙な経営者やできるビジネスパーソンほど、朝の運動や読書といった小さな習慣を淡々と続けています。彼らが特別に意志が強いわけではなく、続く“仕組み”を持っているだけ。あなたも、このカタログから1つ選び、既存の習慣にくっつけるところから始めれば、1年後には別人の自分に出会えます。

意志に頼らず人生を整えたいなら、
まずは本書で“自分に効く習慣”を見つけるのが近道です。

本書には、ここで紹介した以外にも、
仕事・勉強・健康・メンタルにわたる習慣が、
全112個も科学的根拠とともに詰まっています。

すごい習慣大百科(書影)

『すごい習慣大百科』とは?

  • ハーバード等の研究をもとに、人生が変わるテクニックを112個集めた“習慣の百科事典”。
  • 著者は言語学・脳科学に通じる明治大学教授・堀田秀吾氏。
  • 「習慣化に意志力はいらない」を前提に、今日から試せる科学的な習慣が満載。
本書の主な構成
  • 序章習慣化に意志力はいらない
  • 第1章科学的に証明された「仕事の効率化」習慣
  • 第2章科学的に証明された「勉強」習慣
  • 第3章科学的に証明された「ダイエット・健康」習慣
  • 第4章科学的に証明された「コミュニケーション」習慣
  • 第5章科学的に証明された「メンタル」習慣
  • 第6章科学的に証明された「生活」習慣

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