「投資は大事」とわかっていても、損するのが怖くて一歩が踏み出せない。
値動きを見るたびに胸がざわつき、結局なにもできずに現金のまま――。
そんな”臆病な人”にこそ向けて書かれたのが、マネーコンサルタント・頼藤太希氏の『臆病な人のための リスクが少ないお金の増やし方』です。
本書のメッセージは明快。慎重さは弱点ではなく、お金を守りながら増やすための武器になる。
怖がりだからこそ選べる、堅実な3つの手を見ていきましょう。
『リスクが少ないお金の増やし方』とは|
臆病さは、最強の防御になる
著者の頼藤太希氏は、マネー&ライフプランの専門家。本書が一貫して言うのは、「大きく賭けて当てる」必要はない、ということです。むしろ、慎重で怖がりな人ほど、無理な勝負を避け、減らさない仕組みをコツコツ積み上げられる。
お金を増やす前に、まず減らさない。その順番を守るだけで、相場が荒れても慌てず、長く続けられる――それが本書の土台です。
大切なのは、リスクの低いものから順に手をつけること。いきなり株で勝負するのではなく、安心の土台を固めてから少しずつ前へ進みます。
ここでは、臆病な人でも踏み出せる「守りの3手」を、リスクの低い順に紹介します。
【要約】怖がりさんのための
守りの3ステップ
まず「生活防衛資金」を現金で確保
投資の前に、生活費の半年分ほどを現金で別に取り分けておく。この備えがあるだけで、相場が下がっても生活は揺らがず、慌てて売る失敗を防げる。臆病な人ほど、この安心感が冷静さにつながります。
「ほぼ減らない」置き場から始める
いきなり個別株ではなく、変動10年の個人向け国債や貸付投資といった、値動きの小さい商品で「増える感覚」をつかむ。配分も、〈120−年齢=リスク資産の割合〉や、現金半分・投資半分の”カウチポテト”など、シンプルなルールで十分だと本書は説きます。
投資しなくても「控除」で手取りを増やす
医療費控除・生命保険料控除・扶養控除・iDeCoなど、所得控除を使えば払う税が減り、手取りが増える。これはリスクゼロで「お金が増える」のと同じこと。投資が怖い人でも、今日から確実に効果を出せる一手です。
覚えておきたい一言増やす前に、まず減らさない。生活防衛資金→値動きの小さい商品→控除の活用。臆病さは、お金を守りながら育てるための立派な才能になる。
まとめ|
怖がりのまま、お金は増やせる
無理に性格を変えて大胆になる必要はありません。生活防衛資金で土台を固め、値動きの小さい商品から始め、控除で手取りを底上げする。どれも一発逆転とは無縁の、地味で堅実な手です。
本書が教えてくれるのは、慎重さを抑え込むのではなく、味方につける方法。怖がりだからこそ、減らさず、長く続けられるのです。
実際、投資に臆病だった会社員ほど、いざ始めると着実に資産を伸ばしていく例は珍しくありません。まず半年分の生活費を貯め、毎月少額を値動きの小さい商品に回し、年末には控除を漏れなく使う。
派手さはなくても、「減らさない」を最優先にした人が、5年後・10年後に振り返ると、いつの間にか安心できる蓄えを手にしている。それが、怖がりさんの勝ち方です。
投資が怖いのは弱点ではありません。その慎重さこそ、堅実にお金を増やす最大の強みです。
本書には、ここで紹介した3ステップのほかにも、新NISAや保険の見直しなど、リスクを抑えてお金と付き合うための具体策が、やさしく丁寧に解説されています。
『臆病な人のための リスクが少ないお金の増やし方』とは?
- マネーコンサルタント・頼藤太希氏が、怖がりな人に向けて書いた堅実なお金の入門書。
- 「増やす前に減らさない」を軸に、リスクの低い順で資産形成を進める一冊。
- 生活防衛資金・値動きの小さい商品・所得控除まで、今日からできる手が満載。
本書で読み解ける主なテーマ
- 01慎重さを武器に変える「減らさない」発想
- 02生活防衛資金の確保が冷静さを生む理由
- 03個人向け国債など値動きの小さい商品の使い方
- 04120の法則・カウチポテトなど簡単な資産配分
- 05所得控除でリスクなく手取りを増やす方法

臆病な人のための リスクが少ないお金の増やし方
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